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最後に、ALFLEXで用いたシュードライトDGPSシステムの構成図と搭載DGPS受信機の仕様を図3.3.Z1−18〜19に示す。シュードライト方式によるDGPS航法を実機で実証したのは世界初である。ここで開発したシュードライトは、距離30kmでも仕様可能とするためかなり大きな電力で送信している。しかも他のGPS受信機との相互干渉も避けなければならない。そのため、送信周波数をGPS信号からずらすFDMA(周波数分割多重通信)方式の採用、自己相関特性のよいPRN(疑似雑音)コードの使用、受信電力の変化の影響を受けないピークサーチによる信号捕捉方式の採用、SAによるGPS時刻基準の誤差の影響を避けたユーザ時刻基準方式の採用、など世界に先駆けた独自の技術を開発し、システムとして成立させている。

図3.3.2.1−1 HOPE開発のながれ

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